過去50年において、米国ではリセッションが起きる前には逆イールドが見られた。逆イールドが起きてリセッション入りしなかったのはたった1度だけだ。

 短期金利が長期金利を上回ると、短期の借り入れコストが長期のそれよりも高くなることを意味する。

 そのような状況においては、企業は日々の運転資金の調達コストがより高くなり、経営者は投資を抑制あるいは凍結しがちだ。一般消費者の借り入れコストも上昇し、米経済の3分の2以上を占める個人消費も減速する。

 経済は次第に縮小して、失業率も上昇する。

 ●逆イールドが起きてすぐにリセッション入りするか

 イールドカーブが逆転後、12─24ヵ月でリセッション入りするとされる。

 また、逆イールドはリセッション入りする前に解消することが多い。

 逆イールドは、リセッションの長さやその程度を予測することはできない。