シリコンバレーは長い間、ハイテク人材や出資金を獲得する中心的な場所となってきた。しかし、最近ニューヨーク市に移ったスタートアップ企業の創設者らは、成功するIT(情報技術)企業はシリコンバレーでなくても立ち上げられると話している。  ニューヨーク市では有能な労働者や創業資金が確保できないのではとの懸念が後退しつつある。一部の創業者は、オフィス賃料の支援などの恩恵が得られることや金融・医療・小売りの各業界の顧客に近いことを移転の理由に挙げている。北カリフォルニアの「バブル」から逃れたかったと話す創業者もいる。