[27日 ロイター] - 米フェイスブック<FB.O>は27日、同社のソーシャルメディアで白人ナショナリズムや白人分離主義を表現したり、支持や賛辞を表明することを禁止するとブログで明らかにした。同社は人権保護団体から、過激思想への対策が不十分と批判されている。

対象は「フェイスブック」のアプリと傘下の「インスタグラム」で、効力発生は来週の予定。

フェイスブック、ツイッター<TWTR.N>、アルファベット<GOOGL.O>傘下のユーチューブは、プラットフォームからフェイクニュースなどさまざまな虐待的投稿のほか、白人至上主義者やネオナチの投稿を削除するよう圧力を受けている。

これに対し、フェイスブックは監視チームを強化し、白人至上主義団体による集会のためのイベントページを削除してきた。

ただ今月、ニュージーランド(NZ)のモスク銃乱射事件の模様とされる動画がライブ配信・拡散されたことから、過激集団によるソーシャルメディアの利用に改めて注目が集まっている。

フェイスブックは以前から、「ヘイトフル(憎悪の伴う)」コンテンツに関する規定で白人至上主義を禁じていたが、白人ナショナリズム主義者もしくは白人分離主義者を明確な人種差別主義者とみなしていなかった。

同社は発表文で、当初はナショナリズムや分離主義の広範な概念は「利用者のアイデンティティーにおける重要部分」だとの考えから、その侵害には慎重だったと説明。ただ「3カ月にわたり、市民社会や世界の人種間関係の専門家らと協議した結果、白人ナショナリズム主義者と白人分離主義者は、白人至上主義や組織化されたヘイトグループと有意義な区別をすることができないと確認した」と述べた。