景気動向指数4月5日、内閣府が発表した2月景気動向指数(CI)は、景気の現状を示す一致指数と先行指数がともに前月比プラスに転じた。写真は都内で2015年3月撮影(2019年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 5日 ロイター] - 内閣府が5日発表した2月景気動向指数(CI)は、景気の現状を示す一致指数と先行指数がともに前月比プラスに転じた。ただ、機械的に算出した指数判断はなお「下方への局面変化」としており、景気の息切れ感は完全に払拭し切れてはいない。消費税率10%への引き上げまで残すところ半年を切るなかで、政府は、景況判断を維持できるのか正念場を迎えている。

 2月景気動向指数のうち、景気の現状を示す一致指数が速報ベースで98.8と、前月から0.7ポイントの上昇だった。上昇は4ヵ月ぶり。先行指数も6ヵ月ぶりにプラスに転じ、97.4と前月からは0.9ポイント上昇した。

 指数算出に使う9つの統計のうち、1月は公表されていた7つすべてがマイナスに寄与した。2月は、1)耐久消費財出荷指数、2)投資財出荷指数、3)生産指数――の3つがプラスに寄与し、専門家からは「先行きへの不安から、すでに生産を抑制する動きがあったことで在庫の積み上がりがなく、需要さえ持ち直せば、生産が持ち直す可能性もある」(SMBC日興証券・シニアエコノミスト、宮前耕也氏)との声が出ている。