また、インテリジェント領域では、SIMカードを装着すると車内がWi-Fi環境になる他、Bluetooth接続したスマホからの操作でシート位置や空調をカスタマイズできる。

 こうした外観と車内空間に、ジャガーらしい美しさの概念が貫かれている、と感じる。ジャガーの商品としての世界観をベースに、EVとして速さを見事にブレンドしているのだ。

タッチパネルを2段構えにしたインテリアタッチパネルを2段構えにしたインテリア Photo by Kenji Momota

ジャガーらしいEVを実現
アグレッシブな走りを目指して

 ジャガーという看板で、初めてのEV。その走りの精査について、ジャガー開発陣は不退転の決意で臨んだ。合計200台のプロトタイプを使い、世界各地で地球60周分相当となる240万キロを走破。また、スポーツカーテストの聖地である独ニュルブルクリンクで400周以上を走行してスポーツ性能を吟味した。

 また耐久性についても、極寒のマイナス40度から高温40度までの現地走行を地道に行い、耐水性は水深50センチメートルでの走行でも駆動機能に支障がないことを確認している。

 日本市場向けモデルも腰を据えて開発しており、急速充電規格のチャデモへの対応、さらに2018年には約10ヵ月間にわり実走行を繰り返した。当然、カーナビでもバッテリー残量を考慮して充電スポットを検索するルーティングを組み込んだ。充電については、ジャガー専用の充電カードを格安で購入できるシステムを現在構築中とのことだ。満充電での航続距離は、世界基準のWLTCモードで470kmだ。

首都高速 横浜大黒PAの急速充電器の前にて。日本仕様はチャデモ方式に対応首都高速 横浜大黒PAの急速充電器の前にて。日本仕様はチャデモ方式に対応 Photo by Kenji Momota