ロンドンの英議会前で、EU旗を持って抗議する男性4月4日、英国内でEU離脱を巡る激論が続く中、EUの残る27ヵ国は、メイ首相も参加する10日の緊急首脳会合に向け、意思統一を図るべく準備を進めている。ロンドンの英議会前で、EU旗を持って抗議する男性(2019年 ロイター/Henry Nicholls)

[ブリュッセル 4日 ロイター] - 英国内で欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る激論が続く中、EUの残る27ヵ国は、メイ首相も参加する10日の緊急首脳会合に向け、意思統一を図るべく準備を進めている。

 EU離脱を決めた衝撃の国民投票からもうすぐ3年。英国の政治は混乱を極め、メイ首相が2度にわたって離脱延期を要請する事態にまで発展した。

 当初の離脱予定日は3月29日だったが、現在は4月12日に延期されている。これ以上の延期には27ヵ国が全会一致で承認する必要がある。そして、27ヵ国の関係者には疲弊感が漂っている。

 悪役を買って出た欧州委員会のユンケル委員長は1日、EUの忍耐は限界に近付いていると語った。翌日にはEUのトゥスク大統領がより柔和な言い回しで、「わたしたちは忍耐強くある必要がある」と加盟各国に呼びかけた。

 10日の緊急首脳会合では、EUの憤りと我慢を足して割ったような戦略的ポジショニングが明らかになるだろう。以下は、EUの立場から見た選択肢と、その利点と問題点だ