[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ<IPO-UBER.N>は自動運転車が大規模に使用されるには長い時間を要するが、自動運転技術は人命を救うと考えている。トロントを本拠とするウーバー・アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)の主任科学者で責任者のラケル・ウルタスン氏が8日、ニューヨークで開催されたイベント「ロイター・ニューズメーカー」で発言した。

ウーバーは年内に新規株式公開(IPO)を控えており、自動運転車部門の進捗が注目されている。

ウーバーはATGを2017年に開設し、トロント大学の准教授を兼任するウルタスン氏をトップに起用した。同社は昨年、数百万ドルを投じてトロントの自動運転部門を拡大する方針を示した。

同社は昨年3月、アリゾナ州で自動運転のSUV(スポーツ用多目的車)が歩行者を死亡させる事故を起こすまで、この分野の先導者とみなされていた。事故後、同州の自動運転車開発の主要拠点を閉鎖。昨年12月、休止していた公道での試験を再開した。

ロイターは先月、ソフトバンク・グループ<9984.T>とトヨタ自動車<7203.T>が率いる投資家グループが、10億ドル以上をウーバーの自動運転車部門に投資することで協議を進めていると報じた。

事情に詳しい関係者によると、ウーバーは企業価値を最大1200億ドルと評価されるIPOを目指しており、今月末までに投資家向け説明会(ロードショー)を開始する可能性がある。