パキスタンのソーシャルメディア運動家ハンザラ・タヤブ氏4月2日、パキスタンのソーシャルメディア運動家ハンザラ・タヤブ氏(写真)は、超国家主義者のサイバー戦士たち約300人を動員し、宿敵インドに対するインターネット上での戦争を仕掛けた。イスラマバードで3月撮影(2019年 ロイター/Akhtar Soomro)

[イスラマバード/ニューデリー 2日 ロイター] - パキスタンのソーシャルメディア運動家ハンザラ・タヤブ氏は、超国家主義者のサイバー戦士たち約300人を動員し、宿敵インドに対するインターネット上での戦争を仕掛けた。

 こうした戦いに、ツイッターやフェイスブックなどグローバルな巨大テクノロジー企業が巻き込まれる例はますます増えている。

 24歳のタヤブ氏は、フェイスブックや暗号化されたワッツアップのチャットルームで数日かけて自ら率いる「パキスタン・サイバーフォース」のグループを組織し、反インドのコンテンツを宣伝し、自身が5万人以上のフォロワーを抱えるツイッターなどで拡散した。

 キャンペーンの範囲は、インドによる人権侵害疑惑を強調することから、インド・パキスタン間の歴史的な対立の焦点として領有権が争われているヒマラヤ山麓のカシミール地方でインド治安部隊と戦う武装勢力への称賛に至るまで、多岐にわたっている。

 1日、タヤブ氏の作業は困難さを増した。フェイスブックにおける「パキスタン・サイバーフォース」のアカウントが削除されたからだ。フェイスブックは「パキスタン・サイバーフォース」を含む103のパキスタン系アカウントを、「なりすまし行為」とスパム送信を理由に削除した。インドのナショナリスト系アカウントもここ数週間でいくつか使用を停止されている。