米中通商交渉などリスク懸念も4月10日、ワシントンで11─12日に開催される20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、減速懸念が強まってきた世界経済について、突っ込んだ議論が展開されそうだ。2018年11月撮影(2019年 ロイター/Yuri Gripas)

[東京 10日 ロイター] - ワシントンで11─12日に開催される20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、減速懸念が強まってきた世界経済について、突っ込んだ議論が展開されそうだ。米中通商交渉や英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)問題の動向によっては、リスクが増大するとの懸念もあり、各国がどのように足並みをそろえようとするのか、市場の関心も高まっている。

 11日のワーキングディナーでは、国際通貨基金(IMF)が9日に発表した世界経済見通しをもとに議論が行われる。世界経済の成長率について、IMFは2019年の予測を今年1月見通しから0.2%ポイント引き下げ、3.3%とした。伸びは16年以来の低水準だが、今年後半に復調するシナリオは堅持した。

 ただ、世界経済1位と2位の国で続いている米中通商交渉の展開次第では、世界経済の成長に大きな影響が出かねない。日本政府内にも、次期通信規格5Gを巡る調達問題などが「トゲ」となって、交渉が長期化するリスクを懸念する声もある。