トマトのタイマーPhoto:iStock/gettyimages

生産性をあげる必殺技
25分集中して仕事、5分休憩

『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』書影 『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』 フランチェスコ・シリロ著 斉藤裕一翻訳 CCCメディアハウス刊 1500円+税

 ポモドーロ・テクニックをご存じだろうか。生産性をあげるための必殺技である。なんら難しいものではない。25分を一単位にして仕事を区切る。ただし、その25分の間は、これをやると決めたテーマに集中する。電話に出たり、メールをチェックしたり、ネットで遊んだり、といったことは絶対にしない。そして5分休憩。それだけだ(詳しくはここを)。

 そんな方法で生産性があがるのか、と疑われるかもしれない。しかし、絶対にやってみる価値があると断言できる。2年ほど前からこの方法で仕事をするようになり、驚くほど生産性があがった実経験からいうのだから間違いない。その解説書がこの本『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』だ。

 ポモドーロとは、トマトを意味するイタリア語だ。どうしてそんな名前が使われているかというと、ポモドーロ・テクニックの開発者でこの本の著者でもあるフランチェスコ・シリロが、「課題に集中して特定の時間内に目標を達成するために」最初に使ったのが、ゼンマイ式のトマト型タイマーだったからである。