各都道府県の中心地である県庁所在地。県庁所在地よりも人口が多く栄えている街があったり、観光地として有名であったりすると、県庁所在地の存在感は薄れがちだ。

 では、47都道府県の県庁所在地の中で、最も認知度が高いのはどの街だろうか。ブランド総合研究所が調査を行った最新版「市区町村認知度ランキング2018」から、今回は県庁所在地のみに着目して作成した「47都道府県の県庁所在地『認知度』ランキング」を見ていこう。

 このランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる「地域ブランド調査2018」(ブランド総合研究所実施)によるもの。調査対象は、全国の20~79歳までの男女3万24人。「各自治体について、どの程度ご存知ですか?」という問いを行い、「よく知っている」を100点、「知っている」を75点、「少しだけ知っている」を50点、「名前だけは知っている」を25点、「名前も知らない」を0点として、加重平均した数値からランキングを作成した(東京都は便宜上、「新宿区」を県庁所在地としている)。

認知度ランキング1位は名古屋市
45位岐阜市、47位は山形市

「47都道府県の県庁所在地『認知度』ランキング」1位は、前回2位の名古屋市となった。名古屋市を「よく知っている」「知っている」「少し知っている」「名前だけは知っている」と回答した人の割合は、95.7%に上った。

 2位は前年1位の京都市で、3位は前年同様の札幌市、4位には新宿区と神戸市が並んだ。札幌市を同様に「知っている」と回答した人の合計は、97.8%と名古屋市を上回った。