トランプ大統領とパウエルFRB議長4月11日、米連邦準備理事会(FRB)が経済成長を妨げ、自身の利下げ要請を聞き入れないと不満を募らせていたトランプ大統領(写真左)は、同中銀理事に保守系経済評論家のスティーブン・ムーア氏と元ピザチェーン経営者ハーマン・ケイン氏を指名する意向を示している。ワシントンで2017年撮影(2019年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が経済成長を妨げ、自身の利下げ要請を聞き入れないと不満を募らせていたトランプ大統領は、同中銀理事に保守系経済評論家のスティーブン・ムーア氏と元ピザチェーン経営者ハーマン・ケイン氏を指名する意向を示している。

 トランプ氏はFRBの政策判断に対して特に批判的であり、ムーア、ケイン両氏は、これまでの指名候補と比べても党派色が非常に強い。

 以下は、トランプ大統領がFRB及び自身が指名したパウエルFRB議長に対して抱えている懸念とその実態だ。

 ●FRBは経済を減速させようとしているのではないか

 答えはノーだ。FRB当局者は、米経済は健全に自立した状態であり、中銀による具体的な金融政策の変更はより危うい経済状況のために確保しておくべきだとの見解を示している。