NTTドコモ吉澤社長4月16日、NTTドコモが15日に通信料金の値下げを発表したが、16日の株式市場では携帯電話大手3社の株価が軒並み上昇した。写真は吉澤社長、2016年7月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] - NTTドコモが15日に通信料金の値下げを発表したが、16日の株式市場では携帯電話大手3社の株価が軒並み上昇した。これまでは収益悪化懸念が上値を抑えていたが、新料金が値下げで先行する2社と同水準にとどまり、市場は値下げ競争の激化回避と受け止めた。総務省幹部はドコモの価格改定について第1弾としては評価したものの、さらなる競争の進展に期待感を示した。

 16日の東京株式市場で、ドコモとソフトバンクは一時5%超、KDDI(au)は一時6%超の上昇となった。「競争激化」などの文字が踊る報道とは裏腹に、市場は過度な競争は回避されたと受け止めた。

 実際、ドコモが打ち出したデータ量をあまり使わない利用者向けの「ギガライト」はauの「ピタットプラン」に、大容量プランの「ギガホ」はソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」に追随した印象を受ける。

 国内証券関係者からは「ドコモが率先して値下げ競争を仕掛けることにはならなかった。これまで値下げ競争への懸念で売られていたが、安心感から買い戻しが入っている」との声が出ていた。