来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(4/22~26)の日経平均株価の予想レンジは、
2万1900~2万2350円! GW10連休を目前に控え、
決算を材料とした「短期的な値幅取り」狙いが中心に

2019年4月19日公開(2019年4月21日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、年初来高値を更新!
米決算や中国の経済指標が材料される

 今週(4月14日〜19日)の日経平均株価は、米企業決算や中国の良好な経済指標を受けて、年初来高値を更新しました。

 米国の決算発表シーズンの皮切りとして、先週末4月12日に発表されたJPモルガン・チェース(JPM)の好決算を受けて、週明けの日経平均株価は心理的な抵抗として意識されていた200日線を一気に突破して2万2000円を回復しました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:楽天証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 その後も、中国人民銀行が金融緩和を再開したほか、中国の第1四半期の国内総生産(GDP)が前年比6.4%増加したことが評価され、4月17日には5営業日続伸で一時2万2345.19円まで上げ幅を広げました。

 やや警戒されていた日米通商交渉については、為替条項について直接な要求がなかったと伝わる中で、円相場は1ドル112円台と円安に振れて推移したことも安心材料になりました。

 個別銘柄に目を向けると、積極的な参加者が限られている需給状況は続いていますが、日経225型のインデックス売買により、指数インパクトの大きいファーストリテイリング(9983)が連日の上昇で最高値を更新。さらに、4月15日にNTTドコモ(9437)の携帯新料金プランが発表されたことをきっかけに、競合のKDDI(9433)やソフトバンク(9434)などを買い戻す流れもみられました。

 その他、週末には、中国での「ニンテンドースイッチ」発売観測が報じられた任天堂(7974)が急騰。米半導体株の強い値動きを受けて、日本の半導体株を見直す流れもみられました。さらに新興市場では、脳損傷治療薬の治験良好と伝えられたサンバイオ(4592)が連日ストップ高と人気化しました。

GW10連休を控えた来週は、短期売買が中心に!
決算発表は第一弾のピークを迎える

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1900円 ~ 2万2350円


 来週(4月22日〜26日)の日経平均株価は、基本的にはトレンドが出難い状況になりそうです。

 いよいよ来週末からゴールデンウイークの10連休に入ることから、来週については、投資家の多くが模様眺めムードを強めることになります。

 また、来週、米国で300社強の決算発表があるほか、日本でも450社弱が予定されており、決算発表の第一弾のピークを迎えます。特に日本では、4月25日に118社、ゴールデンウイーク前日の26日には268社が予定されていますので、よほどの好材料が出てこないとポジションは取りづらいでしょう。そのため、決算を手掛かりとするにしても、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になると思われます。
【※関連記事】
⇒「ゴールデンウィーク直前」に短期の株価上昇が期待できる銘柄を狙え! 「信用売りの買い戻し」で株価が上がりそうな銘柄を信用倍率や時価総額などで発掘!
(https://diamond.jp/articles/-/199995)

 また、10連休明けの5月第2週(5月7日〜10日)には1100社程度、5月第3週(5月13日〜17日)には1370社程度と、短い期間に多くの決算発表が集中しますので、リスク許容度の大きい投資家以外は見送り姿勢になりそうです。

 さらに、米国では日本のゴールデンウイーク中(4月27日〜5月6日)には、500社程度が決算を発表しますので、その間の海外市場の動向も気掛かりとなります。

 もっとも、米中通商協議については、「米中は次回交渉の日程で暫定合意し、両国の交渉官が5月下旬、もしくは6月初旬に調印式を行うことを目指している」と伝えられています。市場の見方としては、5月27日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)辺りでの決着が意識されています。

 また、欧州連合(EU)加盟国も、米国と正式な通商交渉を開始することを最終承認したと報じられています。欧州委員会のマルストローム委員(通商担当)は、対米通商交渉の着手準備が整ったとし、委員会の任期が切れる10月31日までに合意を目指す考えを示しています。

 これらのニュースは日本の10連休中の混乱を回避したことを意味し、リスク回避姿勢は後退しています。

 物色としては短期売買が中心になりそうですが、10連休中のリスク回避姿勢の後退を背景に、業績に安心感のある銘柄や相対的に売り込まれていた銘柄へは、中長期スタンスでのポジション取りも意識されるでしょう。

 また、5Gやキャッシュレスなど引き続き注目度の高いテーマ性のある銘柄へも、値幅取り狙いの物色が意識されやすいと考えられます。
【※関連記事】
⇒「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進で株価上昇が期待できる銘柄は? 「DX」から「5G」や「デバッグ」などの派生テーマを連想して銘柄を探せ
(https://diamond.jp/articles/-/195373)

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
環境管理センターが+74.75%で値上がり率トップ!

 今週、最も株価が上昇したのは環境管理センター(4657)。連日ストップ高を交えての上昇となり、昨年10月半ば以来の水準を回復しました。中国の浙江省嘉興市で、同省企業と合弁会社を設立したと発表。ベトナム子会社の開業記念式典をハノイ市内で開催など、海外事業拡大による成長拡大が期待されたようです。

 サンバイオ(4592)は、週末こそ利益確定の流れとなりましたが、外傷性脳損傷の患者に向けた新薬の臨床試験の結果が「良好」だったと発表したことが材料視されています。

 一方でGunosy(6047)は、2019年5月期の業績予想の下方修正が嫌気されました。

■今週の値上がり率トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +74.75 環境管理センター(JQ・4657)
2 +73.03 アクロディア(東2・3823)
3 +37.69 RPAホールディングス(東1・6572)
4 +34.46 サンバイオ(マザ・4592)
5 +31.37 ロゼッタ(マザ・6182)
■今週の値下がりワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −27.50 Gunosy(東1・6047)
2 −26.92 ココスジャパン(JQ・9943)
3 −26.09 フィル・カンパニー(マザ・3267)
4 −24.74 エスケイジャパン(東1・7608)
5 −24.56 エヌリンクス(東2・6578)
■今週の出来高トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 413,795,400 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
2 245,056,500 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
3 205,624,900 エー・ディー・ワークス(東1・3250)
4 133,070,700 楽天(東1・4755)
5 96,527,600 ジャパンディスプレイ(東1・6740)

【来週の主要イベント】
「LINE」や「ZOZO」「任天堂」の決算に注目!

<4月22日(月)>
◆決算発表 アンジェス(4563)
◆米中古住宅販売件数
◆決算発表 ハリバートン(HAL)

<4月23日(火)>
◆決算発表 日本電産(6594)
◆米4月リッチモンド連銀製造業指数
◆米3月新築住宅販売件数
◆欧4月消費者信頼感(速報値)
◆決算発表 イーベイ(EBAY)ロッキード・マーチン(LMT)プロクター・アンド・ギャンブル(PG)

<4月24日(水)>
◆日銀金融政策決定会合
◆3月企業向けサービス価格指数
◆2月景気先行指数/一致指数
◆決算発表 LINE(3938)日立建機(6305)ファナック(6954)
◆豪1-3月期四半期消費者物価
◆独4月IFO企業景況感指数
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆決算発表 ボーイング(BA)キャタピラー(CAT)フェイスブック(FB)マイクロソフト(MSFT)テスラ(TSLA)

<4月25日(木)>
日銀金融政策決定会合終了後に政策金利発表
黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
◆決算発表 ZOZO(3092)アンリツ(6754)アドバンテスト(6857)任天堂(7974)野村ホールディングス(8604)
◆米3月耐久財受注
◆決算発表 アマゾン・ドット・コム(AMZN)インテル(INTC)

<4月26日(金)>
◆3月失業率
◆3月有効求人倍率
◆3月鉱工業生産(速報値)
◆決算発表 日本たばこ産業(2914)信越化学工業(4063)小松製作所(6301)日立製作所(6501)ソニー(6758)
◆米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆米4月ミシガン大学消費者態度指数
◆決算発表 エクソンモービル(XOM)

【来週の注目銘柄】
「キャッシュレス」「ゲーム」「アウトソーシング」
のテーマ性で3銘柄に注目!

GMOペイメントゲートウェイ(2019年4月19日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・3769 8800円 126.7倍 29.6倍
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決済のキャッシュレス化推進やインバウンド消費の増加に伴い、決済関連の中核企業として注目。GMOペイメントゲートウェイは、ネットショッピングをはじめ、オンラインでの税金や公共料金の支払いなど、あらゆる場面で利便性・安全性の高い決済手段を提供するほか、加盟店に向けて、金融技術を活用した決済手段や資金ニーズに対応し、成長を支援するサービスを展開しています。株価は強い上昇トレンドが継続しているほか、信用倍率(買い残高÷売り残高)は1倍を下回る状況ですので、売り方にとっては厳しい需給状況でしょう。第2四半期決算の発表は、連休明け5月9日に予定されています。第1四半期の営業利益は前年同期比30%増と好スタートを切り、上期計画に対する進捗率は50%でした。第2四半期においても、順調な進捗が期待されます。
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カプコン(2019年4月19日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・9697 2470円 22.5倍 3.0倍
任天堂の中国での「ニンテンドースイッチ」発売実現なら追い風に
任天堂(7974)が中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスとの提携を通じて、中国で家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を発売する計画があると海外メディアが報じています。観測報道ではありますが、これを受けて4月19日の日本株市場では、任天堂株が急伸しました。カプコンは「ニンテンドースイッチ」向けに人気ゲーム「モンスターハンターダブルクロス」を販売しています。また「バイオハザード HDリマスター」、「バイオハザード0 HDリマスター」、「バイオハザード4」を、2019年5月23日に発売する予定です。中国での「ニンテンドースイッチ」販売が実現すると、カプコンのようなゲーム株へも追い風になるでしょう。なお、2019年3月期の決算発表は、連休明け5月7日に予定しています。
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りらいあコミュニケーションズ(2019年4月19日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 東1・4708 1024円 22.7倍 1.5倍
「バーチャルエージェント」や「ボイスクラウド」の需要拡大を期待!
りらいあコミュニケーションズは、BPO(Business Process Outsourcing)サービス会社です。コンタクトセンターやフィールドオペレーションデジタル接客、バックオフィス業務などのアウトソーシングビジネスを展開しています。働き方改革や効率化の観点から、最近ではアウトソーシングニーズが顕在化しています。注目されるソリューションでは、AI技術を利用して音声やテキスト入力による言葉を理解・判断する「バーチャルエージェント」や音声認識を活用した「ボイスクラウド」などの需要拡大が期待されます。株価は足元でこう着相場が続いていますが、ここにきて25日移動平均線、75日移動平均線を突破し、4ケタの株価を回復してきました。4ケタ固めからの一段のリバウンドに期待したいところです。
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【※今週のピックアップ記事!】
⇒「ゴールデンウィーク直前」に短期の株価上昇が期待できる銘柄を狙え! 「信用売りの買い戻し」で株価が上がりそうな銘柄を信用倍率や時価総額などで発掘!
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⇒日経平均は2万2000円台を回復も、GW「10連休」の影響により、新興銘柄や小型材料株は冴えない状態! GW前も儲けたいなら「短期・逆張り」で売買しよう!
(https://diamond.jp/articles/-/200105)

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