サントリーのチーフブレンダー福與伸二氏
4月16日、ウイスキーの原酒不足に悩まされているサントリーホールディングスは、世界から集めた原酒をブレンドした製品をプレミアムウイスキーとして売り出した。写真は4日、都内のイベントでウイスキーの新製品「碧」の香りをかぐサントリーのチーフブレンダー福與伸二氏(2019年 ロイター/Ritsuko Ando)

[東京/ロンドン 16日 ロイター] - ウイスキーの原酒不足に悩まされているサントリーホールディングスは、世界から集めた原酒をブレンドした製品をプレミアムウイスキーとして売り出した。愛好家の人気が熟成を重ねたシングルモルトに集中する中、若いブレンドウイスキーの評価も高めようという狙いがある。

 サントリーは16日、「5大ウイスキー」と呼ばれるスコットランド、米国、アイルランド、日本、カナダ産の原酒をすべてブレンドした異例の新製品「碧Ao」を、熟成年数の表記がないノンエイジ(NAS)の「ワールドウイスキー」として発売した。

 価格は1本5000円。ウイスキーメーカーが5大ウイスキーをブレンドした製品を作った例はほとんどない。2014年に約1兆6400億円で米蒸留酒大手ビームを買収し、世界に製造拠点を構えることになったサントリーならではのブレンドといえる。

 世界のウイスキーメーカー、その中でも特に日本メーカーは近年、ウイスキー需要の高まりで在庫がひっ迫し、一部の長期熟成ウイスキーの販売停止を余儀なくされている。