Kマネジャー 「そうでしたか、何か感じている問題はありますか?」
Aさん 「もっと数字を意識したいと思っているのは事実ですが、先輩たちも忙しいので、なかなか相談できないまま、自分の考えで進めてしまっているのが問題だと思っています」
Kマネジャー 「そうだね。私としては、そろそろ数字での実績を出していける時期だと思っていたのですが、環境が大切ですね。では、相談しやすい環境をBさんにお願いするから、今度からBさんに相談してくださいね」
Aさん 「はい。ありがとうございます!頑張ります!」

 このように、Kマネジャーがさまざまな欲求不満耐性を高めた会話で展開したため、Aさんの感じている問題を受け止めることができたとともに、モチベーションも維持することができました。

管理職を役職ではなく
専門職であると意識する

 この連載『管理職養成講座』では、すばらしい管理職になるための考え方や理論、そして具体的なノウハウなどを会話形式でお伝えしてきました。

 時代の変化とともに、管理職に求められるスキルも変化しており、今後は「役職」ではなく「マネジメントの専門職」という意識を持つべきです。そして、特定部署の管理職ではなく、企業を横断する管理職が活躍する日も遠くはないと思います。そのためには、常に新しい情報やスキルのアップデートが必要です。

 最後に、本連載は今回が最後になります。管理職の方だけでなく、人事担当の方や若手社員の方からも反響をいただき、企業が抱えている課題や管理職の方々の悩み、向き合うべき問題に触れる機会をいただきましたことを心より感謝申し上げます。