先生と対面「まずはいろいろやってみてください」

 リブレ装着後、牧田先生とご対面。まず伺ったのは、お酒の話だ。

「お酒にはビールやワインなど糖質の入った醸造酒と、ウイスキーや焼酎など糖質の入っていない蒸留酒がありますが、本ではワインを推奨していらっしゃいますよね。ワインだったら血糖値は上がらないんですか?」

 先生がおっしゃるには……

「ビールは一気飲みできるけど、ワインや焼酎は少ない量で満足できてしまう。最終的に摂ってしまう糖質の量が違ってくるんです」

 な、なるほど。

 後日、『医者が教える食事術 最強の教科書』を手に取り、糖質の量を確かめてみた。

・赤ワイン 100ml 1.5g
・白ワイン 100ml 2.0g
・ビール  350ml  10.9g

 とある。ワインの量を同じ350mlに合わせても、糖質の量はビールより少ない。それにワインをビールと同じだけがぶ飲みするかといわれたら、多くの人は飲まないだろう。

 それはつまり「ワインは血糖値を上げないからたくさん飲もう」という話にはならない、ということだ。

 蒸留酒として名前の挙がっていたウイスキーや焼酎も見てみると、見事にゼロ。ゼロは何杯かけあわせてもゼロになる

 アルコールだけは飲まないと耐えられないという人は、糖質ゼロの蒸留酒にしておくと体重増を促進することはなさそうだ。

「あなたのようなライターさんが、同じようにリブレの体験をしたことがあったんですが、その方は原稿の締切前になると血糖値が上がっていました。血糖値の分泌に関わるホルモンの、アドレナリンのためでしょう」

 なんとも身につまされる話だ。会ったこともない、そのライターの方に共感する。

「血糖値は単純に食べ物から影響を受けるだけではなく、内分泌にかかわる身体の様々な要素がからみ合っています。たとえば、シャワーを浴びるだけでも血糖値は上がります

 これは、自分で体験することになった。まだ何も食べていない朝、シャワーを浴びた後で血糖値を測ってみるとそれまで110前後であったのが140にまで爆上げしていた。

「だから、ご自分でいろいろやってみて試してみていただきたいんです」

 非常に納得できるお言葉だ。本の記述を借りると「何を食べると血糖値が上がるか知る」「自分の体質に合った血糖値管理」ということになるだろう。

 食べ物という外界から入ってくるものに、どう自分の身体は反応するのか。

 そこのところを確かめ、自分にとってのよい習慣、わるい習慣を見極めるのだ。