来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

連休明け(5/7~10)の日経平均株価の予想レンジは
2万1800~2万2600円! 米FOMC、米雇用統計、
米国株式の決算など、GW中のイベントは要チェック!

2019年4月26日公開(2019年5月3日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、連休前でこう着感の強い相場展開ながら、
足元での高値もち合い水準をキープ!

 今週(4月22日〜26日)の日経平均株価は、引き続きこう着感の強い相場展開が続きました。日米で決算発表が本格化する中で見極めムードが強いほか、週末からのゴールデンウィークの10連休を控えていたことで、積極的な参加者が限られていたことが背景にあったと思われます。日本電産(6594)ファナック(6954)などの予想を下回る今期見通しに対してもネガティブな反応は限られており、悪材料が出尽くしたというよりも、本当に参加者が限られていたことが窺えました。

 また、こう着した状態ながらも4月25日の日経平均株価は、昨年12月3日以来となる終値ベースで2万2300円を回復するなど、底堅さも意識されていました。慎重な今期見通しが相次いだ影響もあり、平成最後の日経平均株価は反落となりましたが、足元での高値もち合い水準はキープしています。

■日経平均株価チャート/日足・6カ月
日経平均株価チャート/日足・6カ月日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:楽天証券公式サイト)
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連休明けの日経平均株価は、
休み中に発生するイベントに左右される

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1800円 ~ 2万2600円


 ゴールデンウィークが明けると、いよいよ令和元年相場となります。取引が再開する再来週(5月7日〜10日)の相場については、正直なところ相当読みづらいところです。中国製造業PMI、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米雇用統計などのイベントやアップルの米決算など、10連休中に発生するイベントが大きく影響するからです。すでにこれらを警戒して、国内外の機関投資家にとどまらず、多くの個人投資家もポジション調整を行ったとみられます。

 10連休というこれまで経験したことがない長期の休場であるため、連休明けにはその間の外部環境の変化を改めて織り込むことになりそうです。実際、「変動率としては、上下3%程度は覚悟しておく必要もある」との市場関係者の声も聞かれます

 また、決算発表が本格化しており、連休明けの5月第2週には1100社程度が予定されています。日本電産(6594)ファナック(6954)へのネガティブな反応は限られていましたが、その後も任天堂(7974)アドバンテスト(6857)アンリツ(6754)などが慎重な今期見通しを発表しており、本格化する決算に対する慎重姿勢が高まりやすいでしょう。物色の流れとしては、決算内容を手掛かりとした日替わり物色に向かいやすいと思われます。

 その他、テーマ性のある物色としては、アンリツ(6754)が慎重な見通しを発表したほか、米国では「5G」の中核であるザイリンクス(XLNX)が同じく決算を受けて急落していました。「5G」関連はこれまで長期的に人気化していたこともあり、目先的には利益確定の流れが出やすいでしょう。

 とはいえ、「5G」が成長テーマであることには間違いがありませんので、押し目のタイミングを探るチャンスとも言えます。
【※「5G」関連銘柄に関する詳細記事はこちら!】
⇒「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進で株価上昇が期待できる銘柄は? 「DX」から「5G」や「デバッグ」などの派生テーマを連想して銘柄を探せ
(https://diamond.jp/articles/-/195373)

 また、米国では「FANG」集団が再び勢力を増しているようです。大手資産運用会社は、「FANG」銘柄(フェイスブック<FB>アマゾン・ドット・コム<AMZN>ネットフリックス<NFLX>、グーグルの親会社アルファベット<GOOGL>)などのハイテク株に再び買いを入れ始めたと伝えられています。

 和製FANGとも呼ばれる「SUNRISE」株(ソフトバンクグループ(9984)のS、任天堂<7974>のN、リクルートホールディングス<6098>のR、ソニー<6758>のS)への見直しも今後意識されそうです。

 なお、決算ピークで機関投資家は動きづらい状況でしょうが、連休中に外部環境に大きな不安要因がなければ、市場は正常化に向けた流れからリバウンド基調に向かいやすいでしょう。令和相場の好スタートに期待したいところです。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
営業利益が4倍に拡大した「医学生物学研究所」が値上がり率トップ!

 決算発表が本格化しており、決算内容を受けた物色がみられています。

 医学生物学研究所(4557)は、2019年3月期の営業利益が前期比4.1倍に拡大したほか、2020年3月期見通しについても2.1倍としており、買い注文が殺到しました。KIホールディングス(6747)は、小糸製作所(7276)が完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)の実施を決議したことで、TOB価格にサヤ寄せする展開に。ソケッツ(3634)は、資生堂(4911)の子会社に感性メタデータの提供を開始したと発表したことが材料視されました。

 一方で下落率トップのアズーム(3496)は、従来の会社計画を下回る決算内容が嫌気されました。

■今週の値上がり率トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +54.47 医学生物学研究所(JQ・4557)
2 +52.35 KIホールディングス(東2・6747)
3 +29.88 ソケッツ(マザ・3634)
4 +29.21 バリューコマース(東1・2491)
5 +29.14 あGMOペパボ(JQ・3633)
■今週の値下がりワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −28.84 アズーム(マザ・3496)
2 −28.67 KeyHolder(JQ・4712)
3 −17.65 クレアホールディングス(東2・1757)
4 −16.13 倉元製作所(JQ・5216)
5 −15.90 栄研化学(東1・4549)
■今週の出来高トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 335,254,000 エー・ディー・ワークス(東1・3250)
2 318,318,800 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
3 243,879,500 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
4 171,213,100 ヤフー(東1・4689)
5 91,486,600 日産自動車(東1・7201)

【来週の主要イベント】
中国PMIや米FOMC、米雇用統計、日米の決算発表など
重要イベントが目白押し!

<4月29日(月)>
◆米3月個人消費支出
◆決算発表 アルファベット(GOOGL)T-モバイル・US(TMUS)

<4月30日(火)>
中4月製造業PMI
◆独5月GFK消費者信頼感調査
◆欧1-3月期GDP速報値
◆米4月シカゴ購買部協会景気指数
◆米4月消費者信頼感指数
◆決算発表 アップル(AAPL)

<5月1日(水)>
◆英中銀金融政策委員会
◆米4月ADP雇用統計
米連邦公開市場委員会(FOMC)
◆決算発表 クアルコム(QCOM)

<5月2日(木)>
中4月Caixin製造業PMI
◆米1-3月期四半期非農業部門労働生産性
◆決算発表 USスチール(X)

<5月3日(金)>
◆欧3月卸売物価指数(PPI)
米4月雇用統計

<5月6日(月)>
◆独4月サービス部門PMI改定値
◆欧3月小売売上高
◆決算発表 シスコ(SYY)

<5月7日(火)>
◆決算発表 HOYA(7741)オリックス(8591)
◆豪3月貿易収支
◆独3月製造業新規受注
◆米3月消費者信用残高
◆決算発表 エレクトロニック・アーツ(EA)ウェイボー(WB)

<5月8日(水)>
◆決算発表 アサヒグループホールディングス(2502)富士フイルムホールディングス(4901)トヨタ自動車(7203)ソフトバンク(9434)
◆中4月貿易収支
◆独3月鉱工業生産
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆決算発表 ウォルト・ディズニー(DIS)

<5月9日(木)>
◆決算発表 小野薬品工業(4528)そーせいグループ(4565)パナソニック(6752)三菱重工業(7011)ヤマハ(7951)三菱商事(8058)ソフトバンクグループ(9984)
◆中4月消費者物価指数(CPI)
◆米4月卸売物価指数(PPI)
◆米3月貿易収支
◆決算発表 シマンテック(SYMC)

<5月10日(金)>
◆決算発表 大成建設(1801)日本マクドナルドホールディングス(2702)マツモトキヨシホールディングス(3088)楽天(4755)三井不動産(8801)日本電信電話(9132)
◆3月全世帯家計調査
◆独3月貿易収支
◆米4月消費者物価指数(CPI)

【来週の注目銘柄】
業績面に着目して3銘柄をピックアップ!

システナ(2019年4月26日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・2317 1330円 29.1倍 6.76倍
IoTが加速する中で、高付加価値案件の受注が拡大
システナは、独立系システムインテグレーターになります。ソリューションデザイン事業においては、ネットビジネス、eコマース、車載、IoT、ロボット/AIの分野の拡大に注力しています。また、ITサービス事業においては、IoTが加速する中で、「ITサポート」や「ITインフラ構築」といった請負型業務へのシフトを推進しており、これらの高付加価値案件の受注が拡大中。足元の業績を見ると、2019年3月期第3四半期の営業利益が前年同期比39.8%増の51.94億円となり、通期計画に対する進捗率は86.3%となります。通期の決算発表は5月9日の予定です。
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アドソル日進(2019年4月26日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・3837 1667円 22.3倍 4.09倍
5Gのほか、次世代自動車やキャッシュレス化への取組みを推進
企業や公共向け情報システム開発、ソリューションの提供を展開している会社です。社会インフラ事業においては、宇宙、物流、5Gなどの領域で、新サービス創出に向けた取組みを推進。先進インダストリー事業においては、次世代自動車、医療・介護、キャッシュレス化への取組みを推進しています。足元の業績を見ると、2019年3月期第3四半期の営業利益は前年同期比22.3%増の7.93億円となり、通期計画に対する進捗率は90.1%となります。通期の決算発表は5月9日の予定です。
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イビデン(2019年4月26日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東1・4062 1989円 39.7倍 1.02倍
今期営業利益が68%増の見通し! 高機能で精密な電子部品の需要が拡大
パッケージ基板の電子事業、DPFや特殊炭素のセラミック事業がイビデンの二本柱となります。4月24日に発表した2019年3月期業績では、営業利益が前期比39.3%減の101.37億円でした。これについては2月に下方修正していましたので、織り込み済みです。一方で、2020年3月期の営業利益については、67.7%増の170億円を見込んでいます。会社側では、5G及びIoTの普及によるデータセンター市場拡大に加えて、AI・車載市場の拡大にともない、より高機能で精密な電子部品の需要が拡大すると予測しています。これを受けて25日は大幅上昇をみせましたが、大型連休後は改めて評価した動きに期待したいところです。
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【※今週のピックアップ記事!】
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