●誰が関税を負担しているのか

 トランプ氏は、中国製品に対する米国の関税は、中国側が負担しているとしている。

「この10ヵ月、中国は米国に関税を支払っている」。トランプ氏は5日、こうツイートした。

 また、1月24日には、「財務省に中国から数十億ドルが流れ込んでいる。以前は10セントたりとも入っていなかったが、今では数十億ドルだ」と発言している。

 ●関税はどのように支払われるのか

 関税とは、輸入製品にかかる税金を指す。CBPは一般的に、輸入業者に対し、通関から10日以内に関税を支払うよう義務付けている。

 したがって、関税は、輸入した企業が米政府に支払うことになる。中国製品を輸入する企業のほとんどは、米企業、または米国に登録がある外国企業の子会社などだ。

 米国に輸入される全製品には、法的に定められた関税番号が付与されている。輸入業者は、輸入する製品の関税率やその他の税率などを調べ、税額を計算して納付する。

 CBPは、納付金をチェックし、もし不足があれば米税関が輸入業者に代わりの請求書を送付する。

 ●米輸入業者は、中国供給元に関税分を転嫁するのか

 一部の業者は転嫁している。したがって、中国企業も関税の一部を負担している。

 輸入業者側が関税負担を処理する方法はいくつかある。

 1.関税を全額支払い、利幅減を受け入れる。
 2.コスト削減で関税引き上げの影響を相殺する。
 3.関税引き上げの影響を相殺するため、中国のサプライヤーに値引きを求める。
 4.中国以外のサプライヤーを探す。一部の中国企業は取引を失うことになる。
 5.小売価格を引き上げ、関税コストを消費者に転嫁する。

 多くの業者は、これらの手段を取り交ぜて、自社やサプライヤー、消費者、バイヤーの間でコストを分散させることが可能だ。