来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(5/13~17)の日経平均株価の予想レンジは、
2万1000~2万1600円! 米中貿易協議の行方や、
「そーせいグループ」など“バイオ株”の決算に注目!

2019年5月10日公開(2019年10月4日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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【※最新(6月10~14日)の日経平均株価の予想はこちら!】
来週(6/10~14)の日経平均株価の予想レンジは、2万650~2万1150円! ラクスルやフルスピード、エニグモ、サンバイオなど人気銘柄の決算に注目!https://diamond.jp/articles/-/204926


今週の日経平均株価は波乱の展開に!
米中関係悪化への懸念が強まる

 今週の日本市場は「令和」相場のスタートでしたが、ゴールデンウィーク10連休中の外部環境の影響などから、不安定な相場展開になりました。

 5月5日にトランプ大統領がツイッターで「中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施する」と表明し、週明けの海外市場は波乱の展開でした。「いつものトランプ大統領の手口」といった楽観的な見方もありましたが、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が「関税引き上げを10日に実施する」と明らかにしたことや、中国側が「米国が関税を引き上げた場合、必要な対抗処置を取る」と表明するなど、米中関係悪化への懸念が強まりました。

 ただでさえ決算発表シーズンで投資判断がしづらい中、外部環境の不透明要因から日経平均株価は連休明けから続落しました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:楽天証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 今週の物色については、決算発表を手掛かりとした個別銘柄のほか、中国関連が弱含む局面がみられました。

来週の日経平均株価は、米中貿易協議の動き次第!
個別ではバイオ株の決算を材料視した短期売買が狙い目

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1000円 ~ 2万1600円


 本日(5月10日)、注目されていた米国による中国製品への関税引き上げが、実際に行われました。関税が引き上げられる確率は8割程度と言われていたため、これについては想定内といったところでしょう。

 実際に関税引き上げが適用されるのは大半が数週間後になるとの報道もあり、今後の米中貿易協議の状況が注目されます。米中貿易協議継続の動きがみられるようだと、株式市場も次第に落ち着いてくることが期待できます。

 ただし、日経平均株価は25日移動平均線を下回り、75日移動平均線レベルまで下げています。また、一目均衡表でみても雲上限レベルまで調整しています。いったんは自律反発も期待されますが、雲下限が位置する2万1030円辺りまでの下落は警戒しておきたいところです。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:楽天証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 また、来週半ばで決算発表が一巡します。本来であれば決算通過によって改めて業績を見直す物色がみられるところでしょうが、米中貿易摩擦の行方を睨みながらの不安定な相場展開が続くことになりそうです

 来週は、メガバンクなど銀行の決算のほか、そーせいグループ(4565)をはじめとしたバイオ株の決算が予定されています。外部環境を警戒した短期的な値幅取り狙いの売買としては、バイオ株に資金が向かう可能性がありそうです

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
環境管理センターが+90.91%で値上がり率トップ!

 外部環境が不透明な中、本格化している決算発表のほか、個別の材料を手掛かりとした個別部色が続いています。特に個人投資家主体の売買は、好悪材料に敏感に反応する格好です。

 値上がり率ランキング2位のアクロディア(3823)は、パラオ共和国でのオンラインビンゴカジノシステムの許可取得に向け、現地パートナーとアライアンス契約を締結したとの発表が材料視されており、連日強含みの展開でした。イーブックイニシアティブジャパン(3658)は、前期決算が計画を上振れての着地だったほか、2020年3月期の営業利益は28.6%の増益を見込むなど、大幅増益見通しを受けて成長期待が高まりました。

 一方で、値下がり率ランキング1位のジャパンインベストメントアドバイザー(7172)は、2019年12月期第1四半期(2019年1〜3月)の営業利益が前年同期比46.5%減の11.61億円との発表が嫌気されています。

■今週の値上がり率トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +90.91 環境管理センター(JQ・4657)
2 +62.15 アクロディア(東2・3823)
3 +50.42 セキド(東2・9878)
4 +39.82 イーブックイニシアティブジャパン(東1・3658)
5 +38.88 日本ホスピスホールディングス(マザ・7061)
■今週の値下がりワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −33.99 ジャパンインベストメントアドバイザー(マザ・7172)
2 −32.21 キクカワエンタープライズ(東2・6346)
3 −28.42 山陽特殊製鋼(東1・5481)
4 −27.43 元気寿司(東1・9828)
5 −25.28 アイエックス・ナレッジ(JQ・9753)
■今週の出来高トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 429,168,800 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
2 250,119,100 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
3 239,845,200 ヤフー(東1・4689)
4 206,587,200 エー・ディー・ワークス(東1・3250)
5 120,111,200 ソフトバンク(東1・9434)

【来週の主要イベント】
米中の「小売売上高」や
アリババ、エヌビディア、メガバンク決算に注目!

<5月13日(月)>
◆3月景気先行指数/一致指数(速報値)
◆決算発表 国際石油開発帝石(1605)大和ハウス工業(1925)LIXILグループ(5938)太陽誘電(6976)ユニ・チャーム(8113)

<5月14日(火)>
◆3月経常収支/貿易収支
◆4月景気ウオッチャー調査
◆決算発表 東レ(3402)武田薬品工業(4502)そーせいグループ(4565)資生堂(4911)日産自動車(7201)
◆独4月消費者物価指数(改定値)
◆欧3月鉱工業生産
◆独5月ZEW景況感調査(期待指数)
◆米4月輸入物価指数

<5月15日(水)>
◆決算発表 出光興産(5019)三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)第一生命ホールディングス(8750)
中4月小売売上高
◆中4月鉱工業生産
◆独1〜3月GDP速報値
◆米MBA住宅ローン申請指数
米4月小売売上高
◆米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
◆米4月鉱工業生産
◆決算発表 アリババ・グループ・ホールディング(BABA)シスコシステムズ(CSCO)

<5月16日(木)>
◆4月国内企業物価指数
◆米4月住宅着工件数
◆米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
◆決算発表 エヌビディア(NVDA)ウォルマート(WMT)

<5月17日(金)>
◆3月第三次産業活動指数
◆欧4月消費者物価指数(改定値)
◆米5月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)

【来週の注目銘柄】
業績面に着目して3銘柄をピックアップ!

ダブルスタンダード(2019年5月10日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 東1・3925 5470円 67.3倍 22.1倍
「AI搭載型OCR」の成長に期待
独自の基盤技術を構築したビッグデータ処理を軸に、企業の新たなサービスを創出する企画開発プロバイダーです。「人工知能(AI)搭載型OCR(光学式文字読取システム)」を用いたサービスを拡大しており、4月にはSBIネオモバイル証券向けに口座開設システムを提供。また、5月には海外AIスタートアップ企業である「ANTWORKS Pte.Ltd.」へ出資を行っています。ANTWORKS社は、業務処理の自動化を行うプラットフォームの開発・提供を行っており、協業による「AI搭載型OCR」の成長が期待されます。
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ネットイヤーグループ(2019年5月10日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
情報・通信 マザ・3622 782円 97.8倍 2.8倍
今期営業利益は270.7%増を見込む
インターネット技術を活用したデジタルマーケティング支援事業を展開しています。営業損益が、2019年3月期の黒字に転換したほか、2020年3月期については前期比270.7%増を見込んでいます。NTTTデータ(9613)との協業効果や、SNS領域で事業展開する子会社トライバルメディアハウスの伸長が引き続き見込めるとみています。株価は、決算を受けて急伸しており過熱感も意識されますが、2月の急騰後の戻り高値を超えてきましたので、需給状況は良好でしょう。
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ベルトラ(2019年5月10日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 マザ・7048 1401円 110.7倍 28.7倍
日本では世界的な大イベント続くため、インバウンド需要にも期待!
世界150カ国の現地体験型オプショナルツアー専門予約サイト『ベルトラ』を運営しています。「旅の本質は、どこに行くかより何をするかにある」と考え、これまで主流だった団体パッケージツアーから、旅を自由に作る個人旅行を提案。こういったニーズの高まりを受け、世界各地の体験型オプショナルツアーの専門予約サイトとして成長を遂げてきました。大型連休を終えて手掛かり難といった見方もありますが、日本ではオリンピックをはじめとした世界的な大イベントが相次ぎますので、インバウンド需要が期待されます。株価は75日移動平均線まで下げた後、緩やかなリバウンドをみせてきています。
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