ニューヨーク証券取引所5月13日、米国と中国が輸入品の追加関税率引き上げを相次いで発表し、米中貿易摩擦は激化する様相を呈してきた。ニューヨーク証券取引所で撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国と中国が輸入品の追加関税率引き上げを相次いで発表し、米中貿易摩擦は激化する様相を呈してきた。このため投資家は両国の対立が長期化するとの見方を強め、貿易関連の銘柄を手放して低リスク資産に資金を移すなどポートフォリオの見直しを進めている。

 トランプ米政権は10日に2000億ドル相当の中国からの輸入品について追加関税率を10%から25%に引き上げると発表。これに対抗して中国は13日に米国からの輸入品600億ドル相当の追加関税率を最大25%に引き上げると方針を示した。

 米中の対立がエスカレートしたことから、13日の米金融市場はS&P総合500種指数が2.4%安と1月3日以来の下げを記録。米国債利回りは6週間ぶりの水準に下がり、「恐怖指数」と呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数は急上昇した。

 プルデンシャル・ファイナンシャルの首席市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「ディフェンシブ銘柄や、キャッシュフローをプラスに保って配当の継続が可能な企業に対する資金配分を増やす動きが見られる」と指摘。「これで終わりということはない」と述べ、13日以降もこうした流れは続くと予想した。