自閉症を「IT戦力」に、米就労支援の最前線5月7日、国際会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)のデータベースエンジニアの職を得て、米南部アトランタから居を移したクリス・イーストンさん(23)は、多くの移住者と同じようにシカゴの厳しい冬に慣れる必要があった。豪シドニーで2016年4月撮影(2019年 ロイター/David Gray)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 国際会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)のデータベースエンジニアの職を得て、米南部アトランタから居を移したクリス・イーストンさん(23)は、多くの移住者と同じようにシカゴの厳しい冬に慣れる必要があった。

 さまざまなワーク・ライフ・スキルとは別に、発達障害の一種である自閉症スペクトラム障害(ASD)を抱えたイーストンさんは、ミシガン湖から吹いてくる凍えるような風に耐えるコツを学んだ。重ね着することだ。

「ジョージア州とシカゴはだいぶ違う。かなりの変化だった」とイーストンさんは語った。

 EYは、ASDを持つ人材を雇用し、社内でサポートしている数少ない大企業の1つだ。こうした採用は、社会的コミュニケーションが困難な人に適した、専門性の高い技術職に集中する傾向が高い。

 こうした事例はまだ少数にとどまっている。米マイクロソフトのプロジェクトでは数十人程度。最近採用を始めたコンサルタント会社デロイト・アンド・トーチは8人のみ。米パソコン大手のデル・テクノロジーズは2018年夏に3人を採用し、今年はその数を倍にする予定だ。