日産・西川社長5月15日、日産自動車の業績が悪化の一途をたどっている。2020年3月期の営業利益予想は前年比28%減の2300億円と4年連続の減益で、リーマンショックで赤字に陥った09年3月期以来の低水準だ。写真は同社の西川社長。横浜で2018年撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京/パリ 15日 ロイター] - 日産自動車の業績が悪化の一途をたどっている。2020年3月期の営業利益予想は前年比28%減の2300億円と4年連続の減益で、リーマンショックで赤字に陥った09年3月期以来の低水準だ。

 このままでは筆頭株主のルノーが迫る経営統合の交渉の材料になりかねない。統合に反対する西川広人・社長兼最高経営責任者(CEO)にもルノーからの圧力が強まりそうだ。

「西川時代」のページをめくる必要も

 日産とルノー両社の複数の関係筋によれば、経営統合の議論はまだ始まっておらず、ルノーは日産に対し、直ちに議論するよう求めてもいない。

 しかし、ルノーは経営統合を議論しようとしない西川社長のトップ交代に向けた動きを始めている 。統合を前進させるため、いつか「『西川時代』のページをめくる」ことも必要かもしれない、とルノー経営陣に近い関係筋は話している。