日本の国債市場が一段と膠着5月16日、令和入り後、日本の国債市場が一段と膠着している。円高・株安が進んでいるにもかかわらず、15日までの7営業日で先物終値の値幅はわずか1銭。10年債金利もマイナス0.055%近辺で小動きとなっている。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

[東京 16日 ロイター] - 令和入り後、日本の国債市場が一段と膠着している。円高・株安が進んでいるにもかかわらず、15日までの7営業日で先物終値の値幅はわずか1銭。10年債金利もマイナス0.055%近辺で小動きとなっている。日銀の金融政策に変化は当面予想しにくいとして、海外勢が米独などの国債市場に「主戦場」を移しているほか、消費増税を巡る不透明感が売買を手控えさせているとの指摘が出ている。

「動かない日銀」の見方広がる

 日銀は当面動かない──。円債市場にこうした見方が広がったのは、4月24─25日の金融政策決定会合で日銀がフォワードガイダンスを変更してからだ。

 同会合で、金融政策の方向性を示すフォワードガイダンスは「海外経済の動向や消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間、少なくとも2020年春ごろまで、現在の極めて低い長短金利の水準を維持することを想定している」に変更された。