ファーウェイ5月16日、ハイテク業界のサプライチェーンは中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と深く結びついており、米政府がファーウェイと関連会社を規制リストに正式追加したことで混乱が避けられそうもない。中国天津市で5月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

[香港/北京 16日 ロイター] - ハイテク業界のサプライチェーンは中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と深く結びついており、米政府がファーウェイと関連会社を規制リストに正式追加したことで混乱が避けられそうもない。

 米商務省は16日、ファーウェイと関連会社68社について、米政府の許可なく米企業から部品などを購入することを禁止する「エンティティ―リスト」への正式な追加を発表した。

 ファーウェイより経営規模の小さい同業の中興通訊(ZTE)は昨年、一時的に米政府の制裁対象となり、経営危機に陥った。規制リストへの追加でファーウェイも経営が悪化するとみられるが、影響は同社だけにとどまらず、米国のサプライヤーも打撃を被りそうだとアナリストはみている。

 ファーウェイの昨年の部品調達700億ドル分のうち、クアルコムやインテル、マイクロン・テクノロジーなど米企業が110億ドル前後を占めた。ファーウェイへの規制強化で米企業はこの売り上げを失う。

 一方、アップルなど米国の製品メーカーは、主要な市場である中国から手痛い報復措置を食らう恐れがある。