米社債に海外資金流入、ヘッジ費用よりリターン重視5月12日、外国人投資家は昨年、ドル建て資産のヘッジ支出を増やさざるを得なかったが、それでも米社債に資金を流入し続けている。写真は2016年撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 外国人投資家は昨年、ドル建て資産のヘッジ支出を増やさざるを得なかったが、それでも米社債に資金を流入し続けている。

 しっかりしたリターンや、年内は堅調な米国の経済成長が期待できることが、多くの外国人にとって高くつくドルのヘッジ費用を巡る懸念よりも大きな存在になっているからだ。

 米連邦準備理事会(FRB)が今年初めに突然、金融政策の運営姿勢を引き締めから中立に転換し、社債市況がはっきり持ち直したため、外国人が気兼ねなく買える環境が生まれた面もある。

 バンク・オブ・アメリカの社債指数に基づくと、米投資適格債の年初来の総リターンはプラス5.6%と昨年全体のマイナス2.2%から好転。高利回り債の総リターンもマイナス2.3%からプラス8.3%に改善している。

「金利見通しが以前よりずっと落ち着き、社債を含めた確定利付き商品が相当なリターンを稼ぐ状況をもたらした」と話すのは、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの高格付けクレジット戦略責任者のハンス・ミケルソン氏だ。