欧州中央銀行5月23日、ユーロ圏の経済成長が再び弱まってきた中で、市場では欧州中央銀行(ECB)が景気テコ入れのために可能な政策手段が取り沙汰されている。フランクフルトで4月撮影(2019年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ロンドン 23日 ロイター] - ユーロ圏の経済成長が再び弱まってきた中で、市場では欧州中央銀行(ECB)が景気テコ入れのために可能な政策手段が取り沙汰されている。

 政策金利を過去最低に引き下げ、大規模な債券買い入れも既に実施した後だけに、持ち札は限られるが、以下に示すようにいくつかの打つ手はなお存在する。

 (1)ガイダンス変更とTLTROのセット

 将来の政策金利の方向性を示すガイダンスの変更は、手軽に実行できる次の一手だとの見方が多い。

 3月にECBが最短でも来年にまで先送りした利上げ開始のタイミングを、今後さらに遅らせるだろう。ただ市場はもはや向こう2年間利上げはないと見込んでいる以上、効果は限定的にとどまる恐れがある。実際、市場は利下げすら織り込み始めている。

 このためガイダンス変更は、銀行向けの貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)とセットになりそうだ。