【プチ完璧主義な人の傾向(1)】
「捨てて後悔したくない」

 たまってしまった紙袋をいざ減らそうとすると、「もしかしたら使うかもしれない」という気持ちになり、どれも手放せなくなってしまう方がいます。この傾向は、各種チラシや割引券などの紙類でも多く見られます。実際に捨てたことで少しでも後悔した経験がある場合、その時の痛みが強烈に記憶に残って「もうあんな思いはしたくない」という強い気持ちのブレーキがかかってしまいます。

 また、観光施設のパンフレットやチケットの半券など旅の思い出に関するものも「手放すと思い出ごと薄まってしまう」と感じて、1つも手放せない方がいます。使うわけではないけれど、捨てたら後悔するという強い思いが背景にある点は同じです。1つひとつは小さなものでも、加速度的に増えていき、早々に管理できない量になってしまいます。

 こういう思考に陥るとき、人は「『未来/過去』に過剰にとらわれて『現在』がおろそかになって」います。

 基本的に、物に「持つべき/手放すべき」という一律の基準はありません。スペースがあるなら取っておいてもOKです。ただし、余分なスペースを使ってまで残すべきかどうか、まずは考えなければなりません。

 かつて「捨てなければよかった…!」と後悔したことがある方は、まずそれが本当に取り返しのつかないミスだったか、今一度じっくり思い出してみることをおすすめします。

・経済的、精神的にそこまで大きなダメージを負ったか?
・なんらかの方法でリカバリーが可能ではなかったか?

 当時なんらかの痛みを感じたことが強く印象に残っていても、あらためて考えてみると「今、場所をこれだけ使ってまでキープするほどのことではないかも…」と思えるものもあるはずです。

 もし残すなら、自分なりの判断基準を持ちましょう。紙袋や箱も「使う大きさのもの」だけでなく「ただデザインが好きなもの」を残してもいいと思います。スペースと自分自身の納得感のバランスを見て決めればよいのです。旅行の思い出は、写真に撮るなどすれば、場所を取らずに残すこともできます。