例えば、エンジニア職のようにデスクで過ごす時間が長い方の場合。平日の活動量が低いので、特に暴飲暴食をしたわけでなくても年を重ねるほどに体重は増えやすくなります。

 実際、デスクワークが中心の方々の食事記録を見ると、女性はサラダやスープ、男性はそばやうどんというように、昼食には低カロリーなものを選びがちです。ダイエットを意識していない方でも、デスクで仕事をしながら簡単に食べられるものを選ぶ傾向にあり、サンドイッチやカップラーメン、おにぎりなど、単品で済ませることも多いようです。

 一方で、夕食は昼の反動で味の濃いもの、自分の好きなものを飲み食いする傾向にあります。仕事中の間食として、甘いものが欠かせない、という方もいます。

 こうした食事内容は、カロリーとしては十分ですが、栄養の偏りが気になります。炭水化物や甘いものなど、糖質主体のものが多くなっていませんか。炭水化物を取っていれば体を動かすだけのエネルギーは補充できているだろう、という気がするかもしません。しかし、実際には、それをエネルギーに変えるビタミンB1が不足して疲れを感じやすくなることもあります。

 不足する栄養を補うために、昼食や夕食の内容に気をつけることももちろん重要です。しかし忙しい仕事中や、疲れて帰ってきた後の食事にバリエ―ションをもたせるのは簡単にできることではないでしょう。また、寝る前の食事のボリュームが朝や昼に比べて格段に多い、というのは太りやすくなる原因でもあります。

 そうした中で、意識さえすれば意外とコントロールできるのが朝食です。朝、納豆卵かけごはんを食べれば、炭水化物だけで終わらずにタンパク質も取ることができます。日中忙しいデスクワーカーは、朝の栄養補給を見直してみるのもひとつの手です。

栄養補給は1日トータルで考える

 一方、先述の30代、40代の経営者の方たちは少し事情が違います。その方たちは、平日週3日以上は会食をしていて、食事も魚ありお肉ありのフルコース、というボリューム感でした。毎晩おなかいっぱいなので、朝の空腹感もゼロ。さすがにお昼になるとおなかがすくので、昼食を取る…というように、昼と夜の2食構成がルーティーンになっている方がほとんどです。朝も軽く食べるのは、ランニングなど朝の運動習慣がある方くらいでした。