好況ベトナムで電力ブーム、石炭産業の「希望の星」に5月24日、ベトナムは目下、エネルギー関連投資家の熱い視線を浴びている。電力需要拡大に対応するため、今後10年間のエネルギー関連支出が最大1500億ドル(約16兆4000億円)に達すると見られているためだ。2016年、ハノイで撮影(2019年 ロイター/Kham)

[ハノイ/シンガポール 24日 ロイター] - ベトナムは目下、エネルギー関連投資家の熱い視線を浴びている。電力需要拡大に対応するため、今後10年間のエネルギー関連支出が最大1500億ドル(約16兆4000億円)に達すると見られているためだ。

 環境への配慮を重視する兆候はあるが、主力は石炭になりそうだ。

 1億人に迫る人口を擁し、国内総生産(GDP)が毎年約7%のペースで成長するベトナムは、現在約4万7000メガワット(MW)の発電量を、2020年にまでに6万MW、2030年までに12万9500MWに増やす必要があると予測している。

 ベトナムが目標達成するには、隣国タイにおける総発電容量を上回る能力を2025年までに追加する必要があり、2020年代半ばに同国の電力セクターは英国よりも大きくなる可能性が高い。

「ベトナムは石炭産業にとって大きな成長ストーリーとなっている。石炭需要はきわめて強くなるだろう」。シンガポールに本拠を置くコモディティ市場専門コンサルタント、シエラビスタ・リソーシズでマネージングディレクターを務めるパット・マーキー氏はそう語る。