ワシントンのFRBビル6月2日、米連邦準備理事会(FRB)は4─5日にシカゴで開く会合で、金融政策の枠組みを見直す可能性について討議する。写真はワシントンのFRBビル。2014年撮影(2019年 ロイター/Gary Cameron)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は4-5日にシカゴで開く会合で、金融政策の枠組みを見直す可能性について討議する。

 会議ではFRB幹部らとエコノミストらが、物価安定を達成するための最良の枠組みについて意見を出し合う。

 FRBはこの1年間、枠組みの検証を進めており、会議はその一環。FRBは年内に枠組み変更の是非について決定する見通しだ。

 ●なぜ枠組みの変更を検討するのか

 FRBは2012年1月に2%の物価目標を発表したが、それ以降、実際のインフレ率はほぼ目標値を下回って推移している。この結果、政策金利は低水準にとどまり、次のリセッション(景気後退)が訪れた時の利下げ余地が限られるという問題が生じている。

 FRBは自分たちへの信頼性の喪失も懸念している。市民がFRBの能力を信じていた方が、金融政策の効果は強まるからだ。物価目標を達成できなければ、効果は衰えかねない。