欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が先週フランスのルノーに経営統合を提案したことから、FCAの米国事業はまたも揺らいでいる。同事業は過去20年に3回の親会社変更を経験してきた。  米国のディーラーやアナリストによると、経営統合には長期的にFCAの米国事業にプラスになる面もありそうだ。ルノーの電気自動車(EV)技術へのアクセのほか、ゼネラル・モーターズ(GM)に対抗する世界的企業と組むことだ。GMの販売台数は世界3位、米国では最大だ。  ただし、デメリットもある。