――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国が技術覇権へと歩を進める中、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)をはじめとする企業がトランプ米政権の標的にされている。だが長期的に見れば、中国はさらに切迫した問題に直面している。  中国はファーウェイのような世界的競争力を持つ大企業をより多く育てることができれば、急速な成長軌道を維持する確率はそれなりに高くなる。労働人口の高齢化でコストが上昇し、財政に負担となるとしてもだ。さもなければ、今後10年で成長がさらに大幅に減速する恐れがある。