ハッシュオイル密造現場で発生した爆発で燃えた車の内部6月4日、医療用、嗜好品としてのマリファナが米国の33州とコロンビア特別区で合法化される中で、「ハッシュオイル」と呼ばれる大麻濃縮物の密造現場で、爆発事故が相次いでいる。写真はサンディエゴで5月、ハッシュオイル密造現場で発生した爆発で燃えた車の内部(2019年 ロイター/Lucy Nicholson)

[サンディエゴ 4日 ロイター] - 5月5日午後、大学生のジョン・ナスダーフトさんがサンディエゴ郊外の自宅でテレビを観ていたとき、相次ぐ爆発で家が揺れた。1つ角を曲がったサニー・ミドウ・ストリートに面した近隣の家から火の手が上がっていた。

 炎に包まれた男性が、通りに走り出てきた。

 近所の人がガーデニング用のホースで男性に水をかける中、介抱を試みた18歳のナスダーフトさんは、「彼の皮膚はまるで溶け落ちたように見えた」と当時の状況を語った。

 炎の原因はすぐに捜査当局によって特定された。マリファナ(大麻)濃縮物を密造しようと試みた結果、ブタンガスが爆発したのだ。この濃縮物は「ハッシュオイル」もしくは「ハニーオイル」と呼ばれるもので、ベープペンやキャンディ、ワックスなど人気上昇中の方法で使用することができる。

 今回の爆発は、大麻がカウンターカルチャー(対抗文化)からメインストリームへと移行する中で、高まっている危険性について物語っている、と警察当局はロイターに語った。医療用、嗜好品としてのマリファナが33州とコロンビア特別区で合法化される中で、このドラッグの新たな使用法を人々は発見しつつあるのだ。