殴り合う米中、残されたカードは何か6月5日、米中貿易戦争の激化は、両国が相手から譲歩を引き出そうと圧力を強め合うなか、関税措置の応酬を越えた領域に突入している。写真は米中のし紙幣と国旗。5月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米中貿易戦争の激化は、両国が相手から譲歩を引き出そうと圧力を強め合うなか、関税措置の応酬を越えた領域に突入している。

 トランプ米大統領が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)との取引を原則禁じる制裁措置を打ち出し、米国がほぼ全ての中国製品に関税措置を拡大したことを受け、中国政府は報復措置を講じると宣言している。

 中国国営メディアは、貿易戦争の次の一手として、レアアース(希土類)の輸出規制を使う可能性があると警告。米国は、人工衛星から電気自動車のバッテリーまで、多くのハイテク製品に必要なレアアースの供給を中国に頼っている。

 米中双方が今後取り得る手段を検証した。

中国が取り得る措置

 ●関税の引き上げ

 中国は、現在も報復関税を課していない100億ドル(1兆800億円)相当の米製品に、関税を課すことができる。