[メキシコ市 13日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の幹部は13日、米アルファベット<GOOGL.O>傘下グーグル製の基本ソフト(OS)「アンドロイド」の代替品として、独自OS「鴻蒙(Hongmeng)」を本格投入する可能性に向けて準備していると明らかにした。

ファーウェイの広報・渉外担当副社長、アンドリュー・ウィリアムソン氏はメキシコ市で行ったインタビューで、鴻蒙を「恐らく」商標登録すると述べた。

米政府は前月、米企業がファーウェイと取引することを原則禁じた。これを受けてアルファベットなど米ハイテク企業はファーウェイとの取引停止に動いている。

ウィリアムソン氏は「ファーウェイは代替品を投入する可能性に向け準備している」と表明。「これはファーウェイが求めていることではない。アンドロイド端末群の一部であることに極めて満足しているが、鴻蒙は中国を中心に試験運用してきた」(訂正)と述べた。

同氏は、2019年の売上高の伸び率は約20%と、前年の19.5%からほぼ横ばいになるとの見通しを示した。また、米中貿易摩擦が全面的な貿易戦争に発展した場合は、「数カ月内」に鴻蒙を投入する準備が整うとした。

世界知的所有権機関(WIPO)のデータによると、ファーウェイは少なくとも9カ国と欧州連合(EU)で鴻蒙の商標登録を出願した。

ウィリアムソン氏は、半導体メーカーはファーウェイ排除が「壊滅的な」結果をもたらすと分かっていたと指摘。「われわれは、ファーウェイのためのロビー活動を行うように誰にも要請していない。彼らは自ら希望してロビー活動を行っている。多くの企業にとってファーウェイは主要顧客だからだ」と語った。

* 英文の訂正により4段落目のウィリアムソン氏の発言で「既に100万台強の端末を対象に展開していると思う」の部分を削除しました。