深センのファーウェイ本社6月13日、中国が豪語する半導体国産化について、業界内部からは、技術的にまだ西側諸国に遅れを取っている上に有能な人材の確保も容易ではなく、ファーウェイなど国内IT企業の全ての需要を満たす製品供給には時間がかかるという声も。写真はファーウェイ製半導体。深センのファーウェイ本社で5月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

[上海/香港 13日 ロイター] - 米国政府が中国の華為技術(ファーウェイ)に米企業との取引を事実上禁止して以来、中国の指導部は果敢にも半導体技術を自前で賄うと主張している。

 しかし業界関係者によると、中国の半導体産業は技術的にまだ西側諸国にかなり遅れを取っている上に有能な人材の確保も容易ではなく、ファーウェイなど国内ハイテク企業の全ての需要を満たす製品を供給するという課題をすぐにクリアするとは考えにくいという。

 中国の半導体技術者の話では、国内の製造部門は及第点に達していない。まだ多くの分野で米国、台湾、韓国、日本、欧州に依存しているのが実情で、政府補助は効率が悪いし、愛国主義に訴える政府の政策にも限界がある。

 半導体設計大手、紫光展鋭(Unisoc)の元技術者は、関連会社のメモリー半導体を使うように何度も働き掛けを受けたが、この関連会社は十分に進んだ技術を提供できなかったと打ち明けた。