米アップルは生産委託先に対し、一部製品の最終工程について中国国外への移転を検討するよう求めている。複数の関係者が明らかにした。貿易摩擦を背景に、アップルはサプライチェーン(供給網)の分散を図っている。  関係者によれば、アップルは一部端末について、生産の3分の1程度まで中国国外に移転させることが可能か探っている。移転先候補には東南アジアなどが挙がっている。  関係者らによれば、この件については何も決まっておらず、目先はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の生産にも大きな影響はなさそうだ。