国際会議「Water is Life 2018」を主催
世界トップクラスの生徒たちと交流

渋谷教育学園 渋谷中学高等学校渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校

首都圏有数の進学校となった渋谷教育学園。姉妹校である渋谷中学高等学校と幕張中学校・高等学校は昨年、学園独自で世界の高校生が参加する国際会議を主催した。「自調自考」の教育理念の下、世界に開かれた環境が、生徒たちの成長を加速させている。

渋谷教育学園 渋谷中学高等学校
渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校
田村哲夫校長

 昨年7月、世界18カ国107人の高校生が参加する「Water is Life 2018」が、渋谷教育学園の主催で開催された。この“世界高校生水会議”は、2014年にシンガポールで始まり、今回が3回目。参加する高校生は、自国の水問題に結び付け、科学的・政治学的・経済学的・学際的視点から水に関するリサーチをチームで行い、論文を作成する。実際の会議では、その研究成果を持ち寄り、他国の生徒たちと共有する。使用言語は英語だ。

 渋谷教育学園では2校から計4チームが参加、約500人の生徒が会議の運営に携わり、ホストファミリーとして世界の高校生たちを受け入れた。同学園主催の国際会議は、グローバル社会の現状を体感するイベントとなり、生徒に多くの刺激をもたらしたという。

 田村哲夫校長は、「国際会議を主催して感じたのは、参加校の英語力や研究内容のレベルが非常に高く、日本がアジアで突出していた時代は終わったということです。各国のトップクラスの生徒たちの能力を知る上でも、貴重な体験になったと思います」と語る。

 渋谷中学高等学校からは「東京湾の水質改善のための啓発」と「災害時に使える水浄化装置の試作」のテーマで2チームが参加、前者は教育部門で1位になった。

「後者のチームは受賞できず悔しがっていましたが、研究の進め方やアプローチの仕方を学べた意義は大きかった。世界基準では、その研究が何を目的としているかが明確でないと評価されません。本番では大学の研究室レベルの厳しい審査や質問があり、生徒たちは悔しさの中にも、大きな気付きを得ていました」(高際伊都子副校長)

 幕張中学校・高等学校からは「水の節約の広報(啓発)」と「印旛沼の浄化」をテーマに参加、後者のチームが支援企業のサントリー賞を受賞した。

「この国際会議では“子どもだから”という配慮は一切ありません。日本の場合、あらかじめ答えがあって、そこにたどり着くための教育を重視しますが、世界ではどういうプロセスで論証していくかを重視する。日本の教育がいかに“お膳立て”され過ぎているか、教育文化の違いを改めて認識しました」(田村聡明副校長)

学びのモチベーションを
高める国際会議

 国際会議の開催は、グローバルな世界を肌で感じ、海外とのネットワークの構築にもつながるため、今後も機会を捉えて積極的に主催していく考えだ。こうした独自の取り組みは、生徒たちの学びのモチベーションも高める。海外大学進学率の高さでも知られる同学園だが、幕張はこの10年で「東大+京大」合格者が群を抜いて伸びた学校としても名高い。教育理念は「自調自考(自らの手で調べ、自らの頭で考える)」。広い視野で思考力と創造力を育てる環境が、結果的に高い合格実績に結び付いている。

渋谷教育学園 渋谷中学高等学校・高際伊都子副校長と同幕張中学校・高等学校の田村聡明副校長(同渋谷中学高等学校図書館に特設された「梅棹忠夫コーナー」の前にて)
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学校データ

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