「アクティブ入試」の導入で、
生徒の意欲や潜在能力を伸ばす

武蔵野中学高等学校

創立以来、100年以上変わらない「他者理解」という教育理念の下、一人一人の生徒と真摯に向かい合う。昨年度から、生徒の意欲や取り組みを評価する「アクティブ入試」を導入。独自の英語教育を軸に、生徒に寄り添った教育を展開している。

武蔵野中学高等学校
浅見尚次郎副校長

 武蔵野中高では昨年度から、中学受験で「アクティブ入試」を導入した。これは、小学校時代に取り組んできたこと、自分が一番得意なことを生かす入試だ。受験生は、筆記試験で国語か算数のどちらかを選び、今まで自分が取り組んできたことを40分間でアクティブシートに記入。その後シートの内容について面接を行う。

「アクティブ入試では、自分の得意な分野に取り組んできた生徒に門戸を開くことが目的です。例えば小学校時代、委員会活動を一生懸命やってきた、スポーツとの両立を頑張ってやってきた。そんな生徒たちの声を真摯に聞き、その意欲や潜在能力を、中高の6年間で伸ばしてあげたいという思いがあります」。そう語るのは、浅見尚次郎副校長だ。

 同校の教育理念は「他者理解」。それぞれ違う人の考えを理解した上で、自分の考えを持って行動すること。受験生の考えを理解するのも「他者理解」の一つなのだ。

前を向く瞬間を、
決して見逃さない

 武蔵野の教育の大きな特徴は、中学から始まる独自の英語プログラム「LTE」だ。これは、東京インターナショナルスクールなどで行われている「探求型プログラム」を基に、日本国際教育センター(JIEC)と共同開発した英語教育だ。

 具体的には、週6時間、ネイティブの教師と一つのテーマについて、英語で考え英語で発表する。文法的な項目ごとに英語を学ぶのではなく、日頃のワークを通して文章の組み立てや文法事項、英単語や文章表現を学んでいく方法だ。自然な形で英語に慣れ、その繰り返しの中で“英語で学ぶ”ことが習慣になっていく。

 授業はオールイングリッシュで、生徒たちは中学3年間に600時間以上、英語のシャワーを浴び続ける。文字通り“習うより慣れろ”を地で行く授業である。その英語教育の強みをさらに伸ばすため、2015年度の中学入学生から、高校1年次に全員参加のニュージーランド海外研修(3カ月)が実施されている。現地の高校に編入する形で、1人1家庭にホームステイする。“英語しか使わない環境”での学びである。

「出発前、寡黙だった生徒が、真面目な取り組みの姿勢を現地で評価され、明るい笑顔で帰国した例もあります。英語力を高めたり、積極的になることだけが留学の成果ではありません。自分の持つ資質が海外で通用し、大きな自信につながる効果もあるのです」(浅見副校長)

 オリンピック選手を輩出する競技水泳部があるなど、スポーツの第一線で活躍する生徒も多く在籍する。

「生徒たちは、いろいろなきっかけで自分の良さに気付き、その気付きを基に伸びてゆきます。中高の6年間で必ず、ありのままの自分を受け入れ、前を向く瞬間があります。私たち武蔵野の教師は、その生徒の成長の瞬間を、決して見逃しません」

高1の生徒必修の「ニュージーランド3カ月研修」。英語力の向上は、グローバルな他者理解に直結する
武蔵野中学高等学校
http://www.musashino.ac.jp/mjhs/index.html
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