G20サミット期間中に会談したプーチン大統領とサウジアラビアのムハンマド皇太子7月2日、OPECは石油減産の延長を決定。その1週間前にロシアのプーチン大統領が減産方針を明らかにしたことは、OPEC側の怒りを買った。写真はG20サミット期間中に会談したプーチン大統領(右)とサウジアラビアのムハンマド皇太子。6月29日、ロシア政府が大阪市で撮影(2019年 ロイター)

[ウィーン 2日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領が先週末、石油出国機構(OPEC)の正式決定前に石油の減産延長を明らかにしたことは、加盟国の一部を怒らせた。

 かつては石油市場におけるライバルと目されていた非加盟国のロシアが、OPECの政策形成に主導的な役割を果たしていると困惑したためである。

 とはいえ、彼らもすぐに現実を受け入れ、石油価格押し上げというOPECの目標達成に向けてロシアは頼れるということを認めた。何しろ今は、トランプ米大統領という別の方面からの圧力も強まっている。

OPECの心変わり

 トランプ氏は現在、OPEC、そしてその事実上のリーダーであるサウジアラビアに対してかつてないほどの圧力をかけ、原油増産によって燃料価格を引き下げるよう要求している。2020年の大統領再選をめざすトランプ氏にとって、燃料価格の抑制は重要な国内問題である。

 イランのザンギャネ石油相は当初、プーチン大統領が減産延長を事前に発表したことに激しい怒りを表明していた。