トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長7月1日、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は先月30日に南北軍事境界線がある板門店で会談し、核問題に関する協議を再開して交渉チームを設置することで合意した。写真は板門店で6月30日撮影(2019年 ロイター/KCNA via REUTERS)

[ソウル 1日 ロイター] - トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は先月30日に南北軍事境界線がある板門店で会談し、核問題に関する協議を再開して交渉チームを設置することで合意した。

 しかし北朝鮮の非核化と米朝関係正常化のどちらを優先するかなどを巡り両国の溝は依然大きく、実務者の協議ではこれまでの話し合いで合意を妨げてきた意見の食い違いが再燃しそうだ。

 主な論点と見通しをまとめた。

◎非核化と制裁解除巡る対立

 2月のハノイ会談でトランプ氏は北朝鮮に全ての核施設を廃棄し、核兵器と核燃料を米国に引き渡すよう求めた。これに対して金委員長は寧辺の核施設を廃棄する見返りに制裁を解除するよう提案した。

 その後非核化の進め方と制裁解除のタイミングを巡る意見の相違を埋めるべく両国が何らかの歩み寄りを図った兆しはみられない。