G7財務相会合、「リブラ」議論へ7月12日、主要7ヵ国(G7)財務相・中央銀行総裁会合が、17日から2日間の日程でフランス・パリ郊外のシャンティイで開かれる。米フェイスブックの仮想通貨「リブラ」に関し、課題を整理し規制の必要性などを議論する見通し。写真は6月撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 12日 ロイター] - 主要7ヵ国(G7)財務相・中央銀行総裁会合が、17日から2日間の日程でフランス・パリ郊外のシャンティイで開かれる。米フェイスブックの仮想通貨「リブラ」に関し、課題を整理し規制の必要性などを議論する見通し。議長国のフランスはデジタル課税などでトランプ米政権と対立しており、会合でも様々な意見が交錯する可能性がある。会合関係者によると、共同声明は取りまとめず、主な議論の要約のみ公表する方向だ。

 初日は、国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しを踏まえた世界経済の現状とリスクや、国際課税、デジタル課税について議論する。2日目は、議長国のフランスが重視している所得格差問題などを議論する。

 G7当局者が集まりリブラに関して議論を行うのは今回が初めて。フランスのビルロワドガロー中銀総裁は6月21日、リブラなどについてのタスクフォース立ち上げを決定し「マネーロンダリングや消費者保護、金融政策への波及効果などに関する調査を行う」と表明している。

 ビットコインなど先行する他の仮想通貨が、裏付け資産を持たずそれ自体が資産であるのに対して、リブラは国債や銀行預金など裏づけ資産があり性質が異なるため「ステーブルコイン(安定型仮想通貨)」と総称し、議論の対象とする。