[東京 17日 ロイター] - ヤフー<4689.T>は17日、連結子会社アスクル<2678.T>が8月2日に開催を予定している定時株主総会で、岩田彰一郎社長の取締役再任議案に反対票を投じると発表した。第2位株主のプラス(東京港区)もヤフーに同調、反対票を投じる方針だ。

アスクルの早期業績回復や中長期的な企業価値の向上、株主利益の最大化を実現するためには経営の若返りを図る必要があると判断した。

関係者によると、ヤフーはアスクルに対し、苦戦している個人向けインターネット通販「ロハコ事業」の譲渡などを求めていたが、アスクルがこれを拒否、両社の関係は悪化していた。

ロハコ事業の2019年5月期の営業損益は約92億円の赤字。20年5月期も64億円の赤字となる見通しで、ヤフーは「岩田社長の事業計画の立案力および事業計画の遂行力に疑問を抱くに至った」と説明している。

一方、アスクルはヤフーに対して、提携関係の解消を申し入れたことを明らかにした。

ヤフーはアスクル発行株の約45%、プラスは同約11%をそれぞれ保有している。今回、合わせて過半数の議決権を保有するヤフーとプラスが反対に回ったことで再任議案は否決される可能性が濃厚となった。

ヤフーは岩田社長の取締役再任議案が否決された場合、「新経営陣とアスクルの意向を尊重する」としている。

*内容を追加しました。

(志田義寧)