今週のECB理事会、5つの重要な問い
7月22日、欧州中央銀行は今週の理事会で、追加緩和について詳しい内容にまで言及しないかもしれないが、実施時期が近いというはっきりしたシグナルを打ち出す──。投資家はこう期待している。フランクフルトのECB本部前で2018年4月撮影(2019年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ロンドン 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24─25日の理事会で、追加緩和について詳しい内容にまで言及しないかもしれないが、実施時期が近いというはっきりしたシグナルを打ち出す──。投資家はこう期待している。

 ECBのドラギ総裁は6月の会見で、一向に上向かない物価上昇率に対処する目的で新たな緩和に動くと示唆。他の理事会メンバーもそうした考えを支持し、市場では利下げや資産買い入れが準備されているとの観測が広がってきた。

 米中貿易摩擦がユーロ圏の輸出業者に打撃を与え、米連邦準備理事会(FRB)は月末に利下げに踏み切ると予想される中で、市場はECBも9月には利下げすると見込んでいる。

 そこで今週の理事会で浮上してくるECBに対する主な疑問点は以下の5つだ。

 (1)25日には何が出てくると期待できるのか?

 ロイターのエコノミスト調査によると、ECBはフォワードガイダンスを緩和バイアスに修正し、9月に中銀預金金利を引き下げる道筋を敷くとみられている。

 ベレンベルクのエコノミスト、フロリアン・ヘンセ氏は「弱い経済成長となお低調な物価上昇率に対応するため、ECBは今月ガイダンスを修正し、政策金利を『現状』水準ではなく『現状ないしより低い』水準に維持すると約束する公算が大きい」と述べた。