夏の甲子園勝利数ランキングベスト100【2019年完全版】第1回大会から前回の100回大会までで最も勝利数が多い高校は?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

今日から夏の高校野球が始まった。今年は第101回大会、そこで、第1回大会から前回100回大会までの高校別通算勝利数ランキングベスト100を作成した。どんな学校がランクインしたのか見ていくことにしよう。

 今日から夏の高校野球が始まった。今年は第101回大会、そこで、第1回大会から前回まで、100回に及ぶ夏の大会での高校別通算勝利数ランキングを作成した。100回大会までに通算10勝をあげている学校はちょうど100校ときりのいい数字におさまった。

 戦後の学制改革によって、それまでの中等学校が現在の高等学校に変わったが、この前後において全国各地で学校の離合集散があり、どの学校をもって今の学校の前身とするかに異説が生じる場合もあるが、その変遷も含めて紹介したい。

 まずはベスト10入りの高校から取り上げていこう。

1991年からの28年間だけで、
ベスト10入りした高校は?

 10位は大阪桐蔭高(37勝5敗)。意外と順位が低いと思う人がいるかもしれないが、大阪桐蔭高が初めて甲子園に出場したのは1991年の春(成績はベスト8)。当時はまだ創立して間もない頃で、この年の夏に初出場で初優勝を達成した。以来28年間で37勝をあげている。100年に及ぶ夏の甲子園の歴史の中で、直近の28年間だけで通算記録のベスト10に食い込んでいるというのはすごいことだ。

 しかも37勝に対して負けはわずかに5、勝率は.881と極めて高い。夏の甲子園で大阪桐蔭高に土をつけたのは、東邦高(愛知県)、駒大苫小牧高(北海道)、早実(東京都)、明徳義塾高(高知県)、仙台育英高(宮城県)の5校のみ。いずれも全国的に知られた強豪だ。

 昨年の100回大会でも優勝しており、このままの勢いで勝ち続けると、いずれトップに肉薄してきそうだ。