年代別に異なる
学習動機のカタチ

 図1は年齢別に学習の動機づけに関する6つの志向を見たものだ。ワークス研究所で実施した「学習意欲と働くことに関する調査」を用いて、分析している。

●若手の問題

 社会人スターターの問題で注目すべきは、社会への移行の時期であるにもかかわらず、力をつけることに対する動機づけが低いこと(訓練志向)と、学習そのものが楽しいと思える「充実志向」が高くないことだ。この2つの志向は、今後の成長を決めるカギになることは間違いないだろう。

●ミドルの問題

 43~47歳のミドル層の問題は深刻だ。他の年齢層に比べて動機づけスイッチが6つの志向すべてについて低下しているのに加え、チャート図の形状から察するに、学んだことを職場で活かすような「学習の功利性」に寄ったものではなく、むしろシニア層に近い「学ぶことそのものが楽しい」充実志向に寄った形状に変わってきている。

 企業の中で中核として働き、一番活躍が望まれるにもかかわらず、彼らはなぜ動機づけられないのか。動機づけられている人とそうでない人との間にどのような格差があるのかを探った。