[香港/ニュ-ヨーク 21日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>は香港で政治的な混乱が高まっていることから、香港市場での最大150億ドル規模の株式上場計画を延期した。事情に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。

関係者のうち1人によると、アリババは先週の四半期決算発表前に取締役会を開き、8月下旬に予定していた香港上場の延期を決めた。これは香港で民主派によるデモが長期化し、金融と政治の両面で安定が失われているためだという。

もう1人の関係者によると、上場の新たなスケジュールはまだ決まっていないが、政治的緊張が弱まって市場の環境が好転すれば、早ければ10月にも上場に踏み切る可能性がある。

この関係者は「現時点や近い将来に上場するのは賢明ではない。今の情勢を考えると、香港に上場という大きな贈り物をすれば、中国政府をいら立たせるのは間違いない」と述べた。