ビジネスパーソンは実に多くのストレスと戦っている。積もりに積もって上手にコントロールできず、同僚の前で不機嫌な態度をとったり、怒鳴り散らしたりしてしまうこともあるだろう。翌日以降、あなた自身がいつも通りに振る舞えたとしても、周囲はその出来事を簡単には忘れてくれない。筆者は、謙虚さと意志を持って、6つのステップで対処することが有効だと言う。


 仕事にはストレスがつき物だと言ってもいい。ストレスの原因は上司仕事仲間かもしれないし、仕事が多すぎるせいかもしれないが、時には耐え切れないほどのプレッシャーがかかることがある。

 あるとき、あなたは特別に腹立たしい会議が終わったとたん、募ったイライラを同僚に対してぶちまけてしまった(としよう)。

 今日はついてない日だ、と何事もなかったかのようにやり過ごしたくなる気持ちもわかる。だが、あなたと違って、周囲はすぐには忘れてくれない。ロイ・バウマイスターの有名な論文、"Bad Is Stronger Than Good"(悪は善よりも強い)にあるように、ネガティブな経験は良い経験よりもとことん処理され、悪い印象は良い印象よりも早く形成され、排除するのが困難だからだ。

 こうなったときに立て直しを図るには、謙虚さと意志を持って対処することだ。次の順番で進めよう。