労働者が多く暮らす大囲(タイワイ)地区でバリケードの設置を手伝っていたアイリスと名乗る女性(23)は話した。

「私たちをこの道に追い込んだのは政府だ。私たちが望んだのではない。毎日3度食事し、家で平和な時間を送って収入を得る安定した生活を望まない人などいないでしょう」

 18日には、警察署に向かって悪態をついていた抗議活動の一団に対し、1人の男性が、この日の抗議デモは平和的に行わなければならないと語りかけた。この一団は速やかに撤収していった。

「われわれを支持してくれた平和的参加者に対して、われわれなりのやり方で支持を表明したものだ」と、覆面と黒いヘルメットで身を包んだビクターと名乗る男性(26)は話した。

 ラム長官は20日、デモ参加者に対する警察の振る舞いについて、独立調査の求めには応じなかったものの、苦情に対応する特別チームを立ち上げると述べ、一歩譲歩したかに見えた。

 シドニー大学で香港のデモを研究するアマンダ・タターソル氏は、抗議活動の大半を占める平和的な参加者と、より対立的なグループの間には最初から「相互依存」があったとしている。

 暴力は混乱を生じさせるためではなく、戦術的な目的のために使われているという。

「いわゆる暴力行為について、この運動には非常に秩序があり、規模や境界が決められている」と、タターソル氏は分析した。

(翻訳:山口香子、編集:久保信博)

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